亀岡市・市長懇談会

亀岡市・市長懇談会に参加してきました

昨年12月、保育園のお便りの中に「子育て世代と市長の懇談会、ご案内」を発見。先着15名との記載を見てその日のうちに市長へのあついメッセージを添えてメールにて申し込み。

数日後、「拝受いたしました。」とあっさりとした短文メールが担当者さまより届く。

当日、会場の亀岡市子育て支援センターに行くと、想像以上の人数。先着15名と制限していたのは何だったんだと、、。15名とされていたので、市長と5分くらいはお話出来ると思っていましたが、始めに受付でお一人2分でお願いしますと言われ、話す内容を考えていなかったので焦る。しかも張り切って早くに申し込んだので、申込み番号は1番。

子育てひろばの利用者さんに影響が出ないようにと、市長さんが配慮されて実際の懇談会場はガチガチな感じの会議室。一人ずつマイクを回され、市長にお伝えしたい事をお話して、ある程度まとまったところで市長さんが返答するスタイルでした。

いざ懇談が始まり、司会の方が流れを説明。受付では2分の持ち時間と言われていたのに、急に1分でお願いします。とのこと。早速「1番の方からお願いします。」と言われ、1分では何も伝えられないと感じつつ早口で話す。

市長さんに聞きたかった事

管理人は昨年、仕事で他県の県庁を訪問し、行政の方々の「多様な働き方」に向けた熱い思いや考えをお伺いしてきました。

在宅ワークに限らず、子育てや家庭とのバランスをとりつつ柔軟に働ける環境作りは、個人や企業の努力だけでは限界があります。個人のスキル、企業の理解、行政の力があってはじめて動き出すものであると思います。

管理人が訪問した他県ではその取組がすごく進んでいて、そこにお住まいの方が羨ましいと感じたくらいです。そこで、自身の住む亀岡市では、子育て世代の就労に関して何か取り組んでおられる事があるのかざっくりですがお伺いしました。

市長さんの回答

核家族世帯が増える中、ママさんが安心して働くことが出来るように、病後児保育や土日の保育、延長保育の充実を図っていきたいとお話されていました。また、亀岡市篠町に外部企業を15社ほど誘致する予定。誘致企業のオフィスを集約し、地域のママさんを雇用、そこに保育施設も併設予定。お仕事の内容としてはPCを使用して電話の応対などのお仕事を対応いただきたいとお話されていました。

他の方のご意見

私は1分という時間制限で何もお伝えは出来なかったのですが、他の方々は時間関係なく各自熱い思いをぶつけておられました。「延長保育」「病後児保育」「土日保育」「子供の医療に関する事」「子供の遊び場」など、管理人も興味深く聞かせていただきました。

何となく興味本位で参加した管理人とは違い、皆さんご自身の状況が〇〇だから、こうしてください!というお話が多いように感じました。市長さん、しっかり皆さんのお話に耳を傾けてくださり、丁寧に現在の政策の進捗など説明されていました。勿論すべてはいはい、という事でも無く、予算的に難しいものは難しいので代替案を考えますとはっきり言い切っておられました。

他の方の意見を聞いて感じたこと

びっくりだったのは、参加者の9割くらいは亀岡市外からの移住者であったこと。どれだけ他の地域と比べて政策が遅れているのかを行政の方々も実感されたのではないでしょうか。

そして、皆さんとにかく子供を見てほしいとのこと。核家族世帯のママさんにとっては、「土日保育」や「延長保育」は働く上で必要なことですから。。。

ここからは個人的な意見ですが、核家族だから、働くから、だからとにかく子供を預かってもらいたい。と、私は考えませんでした。何より子供が熱を出してしんどい時は一緒にいてあげたいと思っています。親世代に頼らずに子育てしていくことも、今の仕事に就いたのも自分の意思です。

なので、病気になったり、急な呼び出しにも対応出来るよう、病後児保育ではなく自分で見てあげられる在宅という働き方を選択しました。他に頼ることが出来ないのであれば、自分の環境を変える。在宅でできる職種は限られますが、子供の手がかかる間だけでも自分の都合を優先せずに出来る事をやろうと思いました。

何が言いたいかというと、市にも予算がありますから、保育時間延長などすべてのママさんの要望を通すことは不可能です。他に要望が通らないのであれば、自分自身の働き方を見直す必要があると思います。

今回私が在宅で仕事をしているとお話すると、皆さんへ~?というリアクションでした。特に子育て世代のママさんには働き方の選択肢のひとつとして「在宅ワーク」の事をもっともっと知っていただけたら嬉しいなと感じました。