在宅ワークとは
在宅ワークとはその名の通り、自宅でお仕事をするワークスタイルの事を言います。自宅でお仕事をするメリットとしては、育児や家事との両立、通勤時間の短縮、対人関係のストレス緩和などが挙げられます。
しかし、逆にデメリットがあることも理解しておきましょう。デメリットとしては、作業環境を自分で整える必要がある、仕事の量や納期は全て自己管理しなければならない。後は継続的な案件で無い場合は収入は安定しません。また、始めのうちは出来るお仕事の種類も限られるでしょうから、すぐに大きな額を稼ぐことは難しいです。
その部分も踏まえて、自分のライフスタイルやキャリア形成に在宅ワークが合うのかどうか、検討していただければ良いと思います。また、少しづつお仕事をはじめて、合わなければ無理に続ける必要も無いかと思います。
自宅でお仕事をする場合の雇用形態
大きく分けて2パターンあります。
直接雇用
通常の会社員同様の雇用形態です。勤務時間等により雇用保険や社会保険への加入も可能。業務委託に比べると収入はかなり安定します。しかし、直接雇用で完全在宅の求人はまだ少ないのが現状です。(普及のためにもテレコプロジェクトを大きくしていきたいと思っています。余談ですが、テレコは「テレワーク雇用」を略して名付けました。もっと当たり前に自宅でお仕事を出来る仕組みを作って、テレワーク雇用の枠を広げて行きたいと思っています。)
業務委託
個人や企業など、クライアントさんから直接お仕事を受注します。現在在宅ワークでお仕事をされている方々の多くはこの働き方です。直接といっても、後でご紹介するクラウドソーシングサービスなどを利用してお仕事を受注するので、自分で営業をしたり、個人情報を知られたりすること無くお仕事を受注できます。
自宅で出来るお仕事の種類
レベル分けはあくまで目安です。まずはレベル①からスタートして、収入を確保しつつ、一つ上のレベルに必要なスキルを身に着けていくと良いでしょう。
レベル1
宛名書き・シール貼り・テキスト入力・フリマアプリ出品・アンケート記入
パソコン操作があまり得意で無い方でも始められる案件も多数あります。字をある程度丁寧に書ける方は宛名やメッセージカードなどの代筆のお仕事もおすすめです。残念ながら、お仕事の内容が簡単なものほど、お仕事1件の単価は安くなります。
レベル2
ライティング・情報収集・文字起こし・電話対応・校正校閲
ライティングとは、レベル1のテキスト入力とは違い、自分で文章を考えます。ブログ記事や商品紹介の記事作成案件が多いです。子育てなど、ご自身の経験が活かせるライティングのお仕事が見つかると良いですね。情報収集や文字起こしなども特別なスキルは必要ないので、基本のオフィスソフトの操作が出来るようなら、ぜひレベル2からスタートしてみましょう。
レベル3
帳簿作成・デザイン業務・データベース作成・顧客対応
レベル分けが難しくなってきました。少し専門的な知識やソフト、あとはそれなりのヒューマンスキル的なものも必要になってきます。しかし、専門的な知識が必要な案件ほど継続して受注しやすいので、ご興味のある分野(WEBやデザイン、プログラミングなど)あれば、空いた時間で勉強していきましょう。在宅ワークのメリットとして「自分の時間を確保出来る」とお話しましたが、この時間を何に使うのかは各々の自由ですので。
レベル4
WEBサイト、印刷物作成・秘書代行・プログラミング・システム開発
ここもレベル分けが難しいです。業務内容のレベルというよりは、自分でクライアントさまに、お仕事の提案が出来る方々はこのレベル4に入ってくるかと思います。企業に勤めてお仕事を与えられる、という時代から個人で自分を売り込んでお仕事を取りに行くという時代にシフトしてきているように感じます。ここまで目指すかどうかはご自身の今後のキャリアの事も踏まえてじっくり考えていただければよいかと思います。
在宅ワークで準備するもの
備品
パソコン・スマホ・セキュリティソフト・オフィスソフト・ネット環境
セキュリティソフト、オフィスソフトは最低限揃えておきたいですね。クライアントさまによっては、セキュリティソフトが入っていないとお仕事を受注出来ない場合もあります。
オフィスソフトはパッケージで購入すると数万円かかりますが、互換性の問題もありますので、マイクロソフト社の純正のものがあると良いですね。マイクロソフト社の「Microsoft Office 365」であれば月々1,000円程度でオフィスソフトが利用できます。まだ本格的に在宅ワークを始めるか悩んでおられる様なら、月々払いの365をおすすめいたします。
アカウント
Googleのアカウント、クラウドソーシングサービスのアカウント
Googleのアカウントはお仕事用に持っておいた方が良いでしょう。その後、求人サイトやクラウドソーシングサービスに登録する際には、新たに作成したお仕事用Googleアカウントを登録しておくと、メールなども管理しやすいかと思います。
あると便利かも
ビジネスチャットツール、会計ソフト、IP電話アプリ
クラウドソーシングサービス内でのやり取りも可能ですが、継続的に業務委託でお仕事を受注する場合などは、チャットツールがあると便利です。会計ソフトは、ご自身で確定申告をされるのであれば導入しておいた方が良いかもしれません。月額で利用できるクラウド会計ソフトも沢山あります。
電話を使用したお仕事を受ける場合は、プライベート用の電話番号とお仕事用の電話番号を分けておきましょう。IP電話アプリを使用すると簡単に番号を分ける事ができます。
お仕事の探し方
直接雇用を希望する場合
在宅ワーカーに特化した求人サイトなどで、求人情報を見つけましょう。希望する条件の求人が見つかれば、通常のパートなどと同様に、履歴書や職務経歴書を送ります。書類選考に通れば、スカイプ等のビデオチャットで面接、その後雇用契約を結ぶ事になります。
クラウドソーシングサービスでお仕事をする場合
まずはクラウドソーシングサービスに登録しましょう。登録後お仕事検索で、やってみたいお仕事を探します。お仕事の受注形態によりますが、お仕事を受注納品し、クライアントさんから承認を受けると、クラウドソーシングサービスから報酬が銀行口座に振り込まれます。